2011年7月7日木曜日

童謡「たなばた様」

今日は七夕である。私は童謡の「たなばたさま」という曲が好きである。簡単なメロディーでいかにも日本的な風情があるので、以前は七夕とは日本古来のものと思っていたが、どうもそうではないらしい。七夕の由来は日本だけでなく広く世界中にあるそうだ。しかし、だれがいつ考えたことなのかはわからず、いわゆる言い伝えとして語りつがれているものらしい。ただ、その国ごとにマッチした言い伝えとしてのお祭りや儀式になっているのが面白い。今日は快晴ではないので夜空に該当する星が果たして見えるだろうか。七夕に限らず世の中のお祭りや儀式には発祥地や由来が分からないものも多いのではないだろうか。「たなばたさま」もそうであるが日本の童謡は世界に類を見ないほどすぐれたものだそうだ。大正時代の音楽家、本居長世は歌手である自分の娘2人を連れて、アメリカに演奏旅行に行き「日本の童謡」に大きな評価を得たという。
今夜は明後日から日立市で始まるピアノコンクール予選審査の準備を始めなければならない。学年別で、各学年相当数の課題曲がありその中からの選択制であるので、審査員はすべての課題曲を下調べしておかなければ適切な評価ができない、その上一人ひとりに講評を書くのでこの作業が大変だ。数人の審査員が各受験生に対して長所、短所を指摘した上で、今後の指針になるような言葉を短時間で記述して評価点を記す、そして結果発表後に受験生に手渡されるので、手抜きが出来ない。しかし自分の書いたことが受験生のためになり得るのならば、有り難いことでもある。

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